室まさ和教室

室まさ和教室 No.4

「年齢を重ねて好きなことを学ぶのは楽しい事です」一刀一刀を丁寧に彫り込んだ作品つくりに「楽しい」を大切にして、教室の皆さんと取り組んでいます。

体験教室
径18cmの平皿に「ざくろ文」を彫ります。気軽に教室訪問し、手軽に体験してみましょう。参加お待ちしております。 参加費)2,800円
No.1(2004年7月 ) No.2(2004年8月) No.3(2005年12月) No.4(2007年1月)
No.5(2012年5月)

場所・日時: 鎌倉彫会館 第一・第三土曜日 9:15~12:15、13:00~16:00
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
muro004_1 硯箱 25×20×5(河合 和昂)

仕事ばかりの40数年。家庭のこともあまり顧みなかった私です。 懺悔のつもりで書道を楽しんでいる家族のために彫った硯箱です。
抽象的な花のイメージが未熟な彫りでどこまで表現できたのやら・・・。

河合 記

 

 

muro004_2写真額 28×24(古野 春水)

鎌倉彫の写真額を作りたいと先生にご相談しましたところ、 サイズは自身で決める事となり、今回は入れる写真が主役、彫りはあくまで脇役という考えのもと、大きさと中の窓枠の配分に苦労しました。
彫りは直線立ちのモダンなデザイン、故に迷いの無い力強い線とリズム感を損なわないよう気を付けました。
自身の「2006現代水墨画」出品作《春風》の写真を入れてみました。

古野 記

 

 

muro004_3表装「カレンダー」(高碕 丞円)

鎌倉彫のカレンダーを製本してみました。
表紙の色は、材質は、花布(ハナキレ)や見返りにする材質や色等々考えながら材料を揃えるのも楽しいものです。
サイズもA3より一回り大きく不安でしたが挑戦しました。 正確に直線をカットする事と、面積も広く重量もありますので接着剤を探すのに苦労しました。 まずまずの出来上がりで、自分だけに変身した鎌倉彫写真集を時々眺めては一人ニヤニヤしております。また、続編を作りたいと思っております。

高碕 記

muro004_4飾箱「春雷」 相伝作品 22.5×13×12(小森 円正)

厳しい寸法の条件がある蓋物でした。
最初はデッサンから始め、粘土で原型を作り、木地製作図と進め、 彫りと漆の効果を考慮に入れながら、取り組みました。
特に自然界の力を表現したく、雲 雷 雨 風 そして地球の一部を一体にした作品を 目指してみました。
あえて斜めに雲を配置して見る角度により、雲から稲妻が、雨と風が地球に降り注ぐ 様子を表現してみました。

小森 記

 

muro004_5飾り筥「照葉の薫り」 相伝作品 22×15×6.5(橘 咊久)

梅の花が薫る頃、道端にアカンサスの大きな葉が目に留まり、数枚のスケッチを描きながら、相伝作品のイメージを膨らませました。
スケッチを元に、力強く隆々とした1枚の大きな葉の表情を、数週間、油粘土で試行錯誤しながら形にしましたが、アカンサスの葉は冬と夏で大きなデイテールの違いも分かり 、自然物が持つ仕組みを教わりました。
彫りは程よい緊張感を持ち楽しく出来ました。

橘 記