武田朋和銀座教室

武田朋和銀座教室

脳の交通整理よろしく、手と口を同時に動かす笑い声の絶えない、うるさい教室です。
最近my食器などと称して、形にこだわって小物造りをしています。
同じ趣味のおかげでしょうか、年齢差を越え、思いがけぬ無二の親友に出会える場にもなっています。(2005年2月)

場所・日時: 中央区銀座5丁目阿部ビル4階 ACギャラリー
地下鉄銀座駅B3出口 徒歩1分
月2回 第2・第4土曜日
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
take001_1茶托(二村友悠和)

古典には今も魅力を感じていますが、現代の若者が使ってくれそうな物を手掛けてみたいと思っていました。

色は乾口で、鎌倉彫からかけ離れないように形体を変えて茶托を作りました。
図柄を考えているうちに面白いものになりました。

夏はコースターとしてアイスティー、冬は煎茶を出す。すると、茶托に興味を示さない若い人も必ず“あら 鯛焼きだ!”と言って、笑みを浮かべます。
この意外性に驚き、満足しています。

take001_2香合(阿部和栄)

菩提寺の家紋を香合にうつし、彫りました。

以前、御住職に携帯用にとお線香入れを彫り、差し上げましたので、それと一緒にお持ちいただけたらと思いました。

外側は拭き漆、内側は呂色漆で仕上げようと思っています。

「婦人画報」2004年3月号より

 

take001_3片口(久保田純方)

「身近な器」という展覧会の題が決まったとき、思わず片口を創ってみたいと思い、木の塊から削りながら出来上がった作品です。

お酒をこの器に注ぐ時、暖かな幸せを感じます。

 

 

take001_4蕎麦猪口(松浦咊奈)

蕎麦の大好きな私は鎌倉彫で蕎麦猪口を作りたいと思い、図柄を違えて先生のご指導のもと、文様の流れに注意し、浅くかつ力強く輪郭が浮かび上がるよう心がけました。

漆が塗られて優雅な感じになり、感謝しています。

蕎麦猪口だけに限らず、“お汁粉もいいかな”と思いを巡らせています。

take001_5教室風景

「婦人画報」2004年3月号より