川野宗円教室

川野宗円教室 No.1

木を彫るのはとても楽しい!森林浴をしているのと同じ効果があるとか。
彫った作品に、漆がかかるとすごく美しくなってうれしい、日々の暮らしにそれを使い込むことで更に楽しさが増す。
神戸教室の皆さんもこの楽しさにハマッテ長く続けておられます。
三十年選手から新米まで、層の厚さがこの教室の魅力です。
(No.1 2004年9月)

明石・伊丹・大阪天満などからも通っておられます。出会いも教室の魅力の一つです。
鎌倉彫後藤会50周年記念展「2006京都展」に出品した作品を紹介します。
(No.2 2006年10月)

場所・日時: 神戸私学会館 JR・阪神 元町駅下車3分
月2回 第2・第4月曜日 12:30~16:00
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
kawa001_1茶托ばかり

お教室の紹介をさせていただく橋本と申します。

最初に教えていただいたのは、双魚文の丸盆だったと記憶しております。
長くお稽古いたしておりますが、身にあまる作品をさせていただいたこともあって、今見て恥ずかしく思うことも多々あります。

先生や皆様の素晴らしい作品を見せていただき、目ばかり肥えて困ったことです。

kawa001_2喰籠 「桐」

私は今、50周年展にむけて桐文喰籠を作っています。

山に咲く桐の花が大好きで、雅号に桐をいただきました。
二回目の桐文ですが、花の成り立ちや重なり具合など、何も知らない事に気がつきます。

彫ることは難しいです。

 

kawa001_3椅子型花台

皆で椅子型花台を彫りました。

同じようにご指導受けても、作り手の個性の表れた仕上がりになるところが、物作りの面白さでしょうか。

私自身は使う機会も多く、時候に合わせた楽しみ方ができる茶托、小皿などの組み物が好きです。

 

kawa001_4オブジェとスタンド

大きな立方体だった角材が表情のある作品になって、生き生きとしてくる様は素晴らしい創造の世界です。

三本もそろって力強い迫力を感じます。

創作の苦手な私には、このすごいイメージがどこから湧いてくるのか、羨ましく思うばかりです。

 

kawa001_5お教室でのひととき

早く来る方、遅く来る方、長く見ていただく方、さっとおわる方。

皆、別々の作品を彫っていて、其々のペースでバラバラにやっているのに仲がいい。
皆さんもこの距離感を大切にしておられます。

私も月二回、月曜日を楽しみに新しい作品にチャレンジしています。

橋本 桐円 記