並木与方 朝日カルチャーセンター横浜教室 No.2
私達の教室では、いつもみな違う物を各自が手がけています。教材を終わった人、始めたばかりの人、創作を追いかけている人等。毎月第2、第4水曜日午後1時から3時半迄の2時間半はあっという間に過ぎます。刀研ぎタイムがなかなか取れない事が問題点ですが・・・。
楽しく、しっかりと使える良い物を彫っていこうと、一生懸命励んでいます。
(No.1 2004年10月) (No.2 2009年5月)
場所・日時: | 朝日カルチャーセンター横浜 横浜駅東口ルミネ8F 月2回 第2・第4水曜日 13:00~15:30 |
問い合わせ: | 朝日カルチャーセンター横浜 TEL:045-453-1122 後藤会本部 TEL:0467-23-7822 |
![nami002_1](http://gotohkai.com/wp-content/uploads/2013/04/nami002_1-300x225.jpg)
いつか二段重がほしいと思っておりましたところ、すてきな図柄に出会うことがきでました。
内ぎめ彫りは示現寺の椿以来二度目でしたが、なかなか一定の深さにならず時間がかかりました。
形は使いやすい大きさで、色も明るく自分では良くできたと思います。
![nami002_2](http://gotohkai.com/wp-content/uploads/2013/04/nami002_2-300x225.jpg)
初めての創作で共同作品の「うつ和」を彫りました。
配られた木地は様々な形をしていて、私の想像の形とはかけ離れたものでしたが、かえってその木地の形が彫る方向を導いてくれました。
とはいえ、木地を刳る時は硬い木地に悪戦苦闘の毎日でした。
いつもそうなのですが、塗り上がると刀痕の雑な所が目立って、一刀一刀の大切さが身に染みました。
![nami002_3](http://gotohkai.com/wp-content/uploads/2013/04/nami002_3-300x225.jpg)
まず何を入れる器にしようかと考えた。木地が手元に届いた。厚みがあってどっしりと安定感がある。たての細い木目が特徴的である。「よし、テレビのリモコン入れにしよう。」
縦の木目に沿って側面全体に細い筋を入れよう。中央のくびれを生かして、リモコン2台の向きが各々安定して収まるようにしよう。
縁のラインは流れるようにおしゃれに・・・
等々、彫っているうちに思いは膨らみ、形となる。
![adss02x](http://gotohkai.com/wp-content/uploads/2013/04/nami002_4-300x187.jpg)
地すきを形なりに平らにするところが難しかったのですが、大胆な文様がとても好きです。
ちらし寿司を盛ったり、大ぶりの煮物をざくっと置いたりして使っています。
形も大きさも使いやすい器です。
![nami002_5](http://gotohkai.com/wp-content/uploads/2013/04/nami002_5-300x225.jpg)
アーモンド型の茶托がめずらしく、花模様もとても気に入っています。
作品を仕上げていく中で、細かく難しい部分もありましたが楽しく彫れました。
鎌倉彫は奥が深く、作品を通してますます好きになりました。