田中瑩和教室

田中瑩和教室

お教室が始まってから、かれこれ30年が経ちました。
その間転居した方、体調をくずした方達がおりましたが、現在は皆70代、80代になってしまいました。
今では家族以上の間柄になり、どんなことでも話し合えるお仲間です。
そして鎌倉彫の魅力にとりつかれ、楽しく彫り続けています。
現在は2年後に開催される展覧会に向け、意欲を燃やして頑張っています。

場所・日時: 鎌倉彫会館 月2回 第1、第3月曜日 9:30~12:30
西御門教室 月1回 第2火曜日 13:00~17:00
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
eiwa001_1丸平皿 (田中瑩和)

最近の作品で、平皿にもお盆としても使え重宝しています。

洋風にケーキやサンドイッチをのせたり、和風に焼き菓子などを盛って楽しく便利に使っています。

 

 

eiwa001_2香合 (鳥居妙円)

創作の天体文の時、創った香合です。

夕焼けの中に浮かび上がる冬木立の美しさ、旅の夜空で見上げた星達。
遠く過去と未来につながるような天空、時空を超えた思いを小さな筥にのせてみました。

 

 

eiwa001_3一段重(千葉方文)

若い人が集まる場で使いたいと子供が高校生の頃、図を付けて頂いた器です。
今はすっかり用を終えて、今度は老後の話、年金の話が中心の友人との集まりなどに活躍しております。

鎌倉彫で初めて彫った幾何学文様が新鮮で、とても楽しく作業した記憶があります。
少しツヤのある黒が器を一層引き立ててくれます。

これからはもっと普段使いにしてみようと思っております。

eiwa001_4古鏡盆(上森菁方)

20年位前に勉強させていただいたもので、深めに彫るのが大変だったように思います。
折にふれ、飾っております。

 

 

 

eiwa001_5茶托(飯塚梢円)

この作品は1988年(昭和63年)のものです。
茶托の形、図案が気に入り彫りました。表の図は「花」と「葉」に分かれており、「花」の場合は花芯に一番気をつけて彫るようにしました。また「葉」の場合は葉脈の深さに気をつけて彫りました。

次に茶托の裏面の彫りになりますが、浅い刀痕のため最初に裏一面に薄墨を塗り、その上に細かく刀痕が重ならないように気をつけました。
目に見えない裏ですが、一番大変な刀痕でした。

彫り上がり提出後、後藤俊太郎前会長直筆の「秀」を頂き、感激しております。
これからも「苦」の後に「楽」があり、楽しみながら作品を彫り続けていきたいと思っております。