川野宗円朝日カルチャーセンター京都教室

川野宗円朝日カルチャーセンター京都教室

鎌倉彫後藤会50周年記念展 2006京都展の会場「京都文化博物館」高倉三条に近い河原町三条上ルにある教室です。
20代から60代の男女十数名の創作の好きなクラスです。京都展で副会長に影響を受けた生徒が“スケッチを描いてきます、見ていただけますか?”と言い出したのは嬉しい収穫でした。
創作作品がもっと素敵になるような気がします。
楽しい京都教室の仲間になりませんか。

場所・日時: 京都朝日会館6F 月2回 第2・第4木曜日 13:00~16:00
問い合わせ: 朝日カルチャー京都 TEL:075-231-9693
後藤会本部 TEL:0467-23-7822
asah001_1 西日本で初めて大きな展覧会が開催されました。

5月4日~7日の4日間で1300人もの入場者があり、想いを込めた作品、現代感覚あふれる創作、オブジェ等を見て、彫りや塗りについて質問される方も多く、会場係りの私たちもとても感激しました。

京都教室でもお互いに協力し合い、みんなで展覧会に携われたことはよい経験、思い出になりました。

京都展に出品した作品を紹介します。

 

asah001_2硯箱(寺田水亭)

手仕事が好きで始めた鎌倉彫です。

実生活で使える作品が次々と増えていきます。
お気に入りの硯がぴったり納まる硯箱を作りたいという思いが叶いました。
泉湧寺屈輪文は難しく、上面と側面のつながりに苦労しました。

この硯箱は孫にも褒められて、自分では合格点の出来上がりです。

asah001_3掛時計(大利ちえ和)

木地に、最初に刀を切り込むときの緊張感!
彫りの始まりの儀式にも似た感じが好きです。

茸のコロコロした姿や傘状の裏のヒダヒダ、上向きや下向き、一つ一つの違う茸の図案は楽しく、特徴をどう表現するか試行錯誤の連続でした。

時計の文字にも遊び心を加え、楽しい茸の時計ができました。

今、我が家のリビングでやさしいときを刻んでいます。

asah001_4茶櫃(五十嵐円章)

念願の茶櫃に挑戦しました。

椿を中央に板面で残すための刀の入れ方、その周りを囲む小さな花々と葉の彫り方に苦労しました。

これを糧にして、これからもしゃんと背筋を伸ばして、世界に誇るにほんの伝統文化と木のぬくもりを、次世代に伝えていきたいと思っています。

従来のものよりサイズが一回り大きいので、若者のニーズにも合うようです。

asah001_5パネル「サラセーニョ・フローラ」(田中千和)

地の漆の色、葉脈に入った朱色がとてもモダンです。

見たことのない花で、先輩がインターネットで画像を探し、印刷してくださったお陰で、模型を作り、上に伸びる花の流れを大切に彫りました。

京都展では、初めて見ていただく楽しみを味わいました。
これからも一つ一つの作品と真剣に取り組んでいきたいと思います。