沖野和藻 蒲田東急産経学園教室

沖野和藻 蒲田東急産経学園教室 No.3

入会して25年の方と1年ぐらいの方達と一緒の教室です。
同じ教室内で皆さんそれぞれ違った作品に向かっていますので、お仲間同志お互いの作品をみることで参考になり、又刺激になり、教材、創作に励んでおります。
一つの作品に半年ぐらいかける方、一ヶ月で彫り上げる方皆さんマイペースで楽しんでいます。
(No.1 2004年10月)

「鎌倉彫後藤会50周年記念展」に出品した作品を5点紹介します。(No.2 2006年6月)

入会しますと基礎彫りを正確に習得するため、後藤会の指定教材に沿って古典より学びます。盆、茶托、菓子器等々です。その間でも欲しいものを自由に創作します。
今、在籍の人達は教材、創作小品そして大作等さまざまな作品創りに励んでいます。
日常の情報交換もあって賑やかな教室です。随時一日体験又は見学もできます。(No.3 2008年5月)

場所・日時: 蒲田東急産経学園 東急プラザ7F JR蒲田駅西口 毎週金曜日 13:00~15:30(月2回も有り)
問い合わせ: 蒲田東急産経学園 TEL:03-3733-1585 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
okin003_1 菓子器 「花」(伊東姚和)

来客の際にいつも重宝しています。

側面の文様を彫るのに大変手がかかり、なかなか思い通りに刀が運びませんでしたが、一番気に入っているところです。

20数年の間に創った作品もまだまだ増えそうです。

 

okin003_2宝石箱 「悠久」(作間芙円)

文様は幻想の風景遥か以前の草原を疾走する架空の動物です。

ひと彫りひと彫り、彫り進めば自分もそこにいるような・・・

漆も10年経ちましたので、とても落ち着いた雅味のある色になっています。

okin003_3額 「獅子」(北川深水)

建長寺の須弥壇に躍動する獅子と牡丹の花が彫刻されています。

後藤会の教材として板額で彫りました。
板彫りで簡単に思えましたが、やはり難しく跳躍する獅子に見えるように努力しました。

 

okin003_4小菓子器 「降魔文」(高橋和豊)

威厳の中にも温かみのある降魔の表情が出せるように願いながら彫りました。

小さい打菓子、金平糖等入れて何時も居間のテーブルに置いて眺めています。

 

 

okin003_5猿面硯台 「獅子牡丹文」(荒井和幸)

振り返った獅子の鋭い視線の先は・・・

文様に魅せられて彫りました。
獅子と牡丹という豪華な文様に猿面の四脚が付いた硯台、桃山時代の作品を学ぶ後藤会の教材です。