和田咲円教室

和田咲円教室 No.1

1996年基礎科よりスタートし、11年目になる教室です。それぞれマイペースで鎌倉彫を楽しんでいます。
デッサンを習ったり、いろいろな講習会に参加したりと新しいことにチャレンジする方が増え、鎌倉彫の奥の深さを感じているようです。

長い時をかけて鎌倉彫の造形美を追求し、彫り上げた作品を日々の暮らしの中で使う喜びをお伝えしたいと思います。(No.1) (No.2 2011年5月)

場所・日時: 鎌倉彫会館 月2回 第1・第3火曜日 9:30~12:30
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
wada001_1丸皿(村松峰和)

基礎科に入った当時は刀の持ち方もおぼつかなかった私が、先生のご指導の下10年を経て、こんな大作をほれるようになったのは夢のようです。

どんな作品でも完成に近づくにつれて、一刀、一刀彫り方で表情が全く違ってくるのを実感しています。

私にとって、この大皿はデザイン、彫り、漆の色すべて気に入っている作品の一つです。

wada001_2丸皿(井上智水)

木地を頂いた時、尚子先生の絵付けの迫力に圧倒されたのを覚えています。

躍動感に溢れ、力強く、個性を主張しているポピーを見て、表現する(芸術)とはこういうことだと、木地の重さと共にずしりと思い知らされた忘れられない作品となりました。


 


wada001_3時計(石井芳円)

彫り、色、艶は手に触れてみて初めて実感し、木の持っている優しさに出逢えます。

漆が塗られ、完成したこの作品と再び対面した時、前もって紫色と聞き、色々と想像していましたが、感激の色の作品となりました。



wada001_4パネル(星野柏円)

図付けされた板に故後藤先生が「動勢」とチョークで書いて下さったのを見て、大変な物を彫ることになったと思いました。

それから3年余り、先生のご指導の下何とか彫り進めることができました。
親戚の新築した家の広い玄関に飾られる日が待ち遠しい。






wada001_5教室風景

待ちわびていた楕円掛鏡が塗り上がり、包みを解いた瞬間に感嘆の声が上りました。

喜びに満ちたある日の教室風景です。