深井涛和教室

深井涛和教室

楽しんで作った鎌倉彫をいつでも使えるというのは、生活に潤いを与えていると思います。クラスでは年代的に何かと忙しい中、その方なりの生活のリズムで続けられる事が幸せだと話し合っています。
使いたいもの、好きなもの等を彫っていますが、今回は久しぶりに皆で同じ作品を彫っています。
作品には生まれてから今までの自分が出ると言われており、やはり個性のある独特のものになってきておもしろいと楽しんでいます。

場所・日時: 鎌倉彫会館 月2回 第1・第3火曜日 9:30~12:30
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
fuka001_1鉢と銘々皿(渡辺忍和)

長い間お稽古して参りましたが、蓋物は初めて彫りました。
おもしろい図案で楽しみながら彫りました。

大きさが手頃なので、日常で使いたいと思っています。

 

 

fuka001_2盛器(山田恵円)

この鉢は後藤会50周年記念展の作品のため、先生に幾度も見ていただきながら、彫っては眺め、眺めては彫って仕上げました。

記念となる作品になりました。

 

 

fuka001_3丸皿(沼田比芦和)

何年か前の創作展は「野菜」でした。
ちょうどその年、肥料として庭の隅に埋めた野菜からカボチャの芽が出て、庭がツルと葉でいっぱいになりました。
花は一日でしぼんでしまうので、写真に撮り何回も描き直しました。

生命力の強い茎、力強い葉、そして可愛らしい花と小さなカボチャ「未来」を表現しました。

 

fuka001_4盛器(吉川刀和)

数年前、写生教室にて描きとめておいた絵の中から、カニを図案として彫ることにしました。
厚い木地なので彫に迷いがありましたが、深彫にしてみました。

「老いの手に刀の鋭し椿彫る」

 

 

fuka001_5引き出し(永倉茂和)

一度は彫ってみたい作品でしたが、途中なかなかはかどらず、出来上がるのか心配になりました。
先生をはじめ教室の皆さんに励まされながら、車に乗せては教室に通いました。

完成した時は本当に嬉しく、達成感を味わう事が出来ました。