田中史円教室

田中史円教室

鎌倉彫には彫る楽しみ、使える楽しみ、そして差し上げる嬉しさがあります。
教室は良き友との出会いの場所となり、技術向上を目指し、和気あいあい充実した至福のときを過ごす場所になっております。

場所・日時: 鎌倉彫会館 月2回 第1・第3木曜日 9:30~12:30
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
tana001_1鍔筥(鎌倉梓円)

「凛」と咲く八重のアマリリスを正面からとらえ、裏面に蕾、天板は葉のフォルム。

剣道師範でもあった亡き父の形見を収める箱を創作した相伝作品です。

 

 

tana001_2宝石箱(森合令円)

身近かに、鎌倉彫の茶托やお盆などを使いたいと思い習い始めて二十数年、数々の作品ができて生活を楽しんでいます。

七年程前から三人の孫娘達に何か作品を残したいと思い、宝石箱を彫りはじめ、昨年三つ目が出来上がりました。

上の二人にはすでに成人祝に贈って、とても喜ばれました。三人目はまだ小学生ですが、私の大きな目的が達成出来てうれしく思っております。

孫達が宝石箱を使う度に、私が一生懸命彫っていた姿を想い出してくれれば幸いです。

tana001_3香合(石井円春)

大きな作品、小さな作品、我が家ではその時々自分の手で彫った鎌倉彫が重宝しております。

最初に彫った香合は知人に所望され、差し上げました。

この作品は、その後に彫ったお気に入りの二つ目の香合です。

 

tana001_4硯箱「降魔面」(島田濤円)

定年後、鎌倉彫を習い始め、念願の硯箱を先生の指導を受け制作しました。

「降魔面」は、自分に取り付いている悪魔を降伏させるべく、不動明王の形相で抑え鎮め、上達を願って彫りました。

 

 

tana001_5足台(向井円眞)

義母の残した刀と木地を活かしたいと始めた鎌倉彫もいつの間にか10数年が経ちました。

図案が決まらず長いこと温めておいた玄関に置く足台に、雲の様な波の様な文様が気に入りやっと完成しました。

年月を経るほどに暖か味の出てくる鎌倉彫。
作品を日常的に使う事により、日々の暮らしが豊かに感じて、これからも楽しんでいきたいと思っております。