崎山基方NHK文化センター大阪教室
地方で初めての京都展 ― 出品した方、展覧会のお手伝いをした方々、長く稽古を続けている方、浅い方、どの方も多くの作品を観る機会に恵まれ、今彫っている作品の参考になったことと思います。
場所・日時: | NHK文化センター大阪 月2回 第1・第3火曜日 9:30~12:30 |
問い合わせ: | NHK文化センター大阪 TEL:06-6343-2281 後藤会本部 TEL:0467-23-7822 |
百合文は手鏡に続き2作目でしたが、茶托は5枚が各々デザインが異なっているため、楽しんで彫りました。
故里の山に自生している山百合の香りが大好きな私、作品からあの香りが感じられる彫りを心がけてみました。
掛け鏡「バラ」(松本枩方)
紅一点の孫の成人式にプレゼントと思い、彫り始めましたが予定通りに仕上がらず、次は結婚のお祝いに新婚家庭の玄関に飾ってもらいたいと夢見ております。
鏡が入ってなくても大きく重いものですから、私がくるくる歩き回りながらの作業でした。
長方盆「かきつばた」(田畑惠方)
水分を吸い上げる葉脈の勢いと、花びらの繊細さを表現することに苦労した作品です。
飾箱「桜花文」(中嶋輝水)
平成18年度創作展課題木地2枚の中を刳って、飾筥に仕上げました。直線と曲線を組み合わせた木地の形の面白さをそのまま残し、上面に段差をつけて動きを加えました。
春の光に輝く川面に大きくせり出した満開の桜を配し、春の浮き立つ気持ちを表してみました。
盛器「花」(山本茜方)
鉢と向かい合い、初めは花のイメージがつかめなく刀を入れる時とても緊張しましたが、葉の流れ、葉脈の動きをイメージしてワクワクしながら彫りました。
塗りも花に金を配して印象的に仕上がり、お気に入りの作品です。