安達夕円教室
71期基礎科を経て、後藤会に入会し4年目になります。
少人数ですが毎日楽しく、かつ活発に作品づくりをすすめております。
じっくりと古典を学び、多くの知識と技術を身につけながら、自分の想いのこもったオリジナリティーあふれる創作作品を生み出せるよう皆で励んでいるところです。
場所・日時: | 鎌倉彫会館 月2回 第1・第3金曜日 13:00~16:00 |
問い合わせ: | 後藤会本部 TEL:0467-23-7822 |
庭に咲いた花一輪を投げ入れる器を作りたいと思っていました。
花の美しさを生かす単純な図案として唐草文様を選び、数種の中から私でも彫れる図案を創作しました。
塗り上がってみると、そのままでも味わいがあると満足しています。
ティシュペーパーボックス「宝相華」(斉藤方才)
定年後に始めた鎌倉彫も早や6年過ぎ、最近は古典から学ぶ事や独創性の追求などと難しくなり、基礎科時代に無心に彫っていた頃が懐かしく思われます。
この作品はその頃に自由作品として作ったものです。学んだ宝相華の図案を箱物に合わせてアレンジして仕上げました。
塗りも渋く装飾性と実用性を持ち合わせ重宝している作品のひとつです。
花器「つかのま」(遠山湧水)
四角柱の木地を○○タワーや燈台のようなシンプルな形状に整え、飾り彫りは少なくして、多種な花を生けられるようにしたかった。
安定感のある姿にするため、底部は広く上部を細身に絞り高さのあることを強調した。
上面は水筒を大きく見せるように彫り下げた。
飾り彫りは上部と下部を一本の深い薬研彫でつなぎ、花器と花が一体になることを期待した。
塗りの色調はいろいろな花に違和感がないように濃い柴色にした。
花器「ふくろう」(一柳琉水)
鳥が好きなので作ってみました。
実物を見たことがないままに彫ったので、「おそまつではないか!」とふくろうにしかられそうです。
いい色合いに助けられました。
手刳り小箱「わたりがに」(大山玉水)
息子から「キーボックス」の注文を得た。
近くのハンズへ材料探しに行き、二枚の木片を入手はしたが、はてさてどのように箱にするか数日を要した。
わたりがにを少し斜めに図案化することで、今にも動き出しそうに表現した。
塗りも素晴らしく、重宝に使われているようだ。