林比呂和徳島佐古コミセン教室

林比呂和徳島佐古コミセン教室 No.2

徳島で教室を開いて15年目に入りました。
それぞれの年数に応じた作品を楽しい雰囲気の中で作っています。
昨年6月に開催した作品展では 地元の人達に大変喜ばれ、また、お褒めの言葉も沢山頂けたことは 今後の良い励みになりました。(No.1)

鎌倉彫をあまり知らない土地に根を下ろして20年目に入りました。作品展は二度目ですが、たくさんの作品が生まれました。
2010年の創作展には皆伝から初伝まで全員が参加しそれぞれ思い入れの深い作品を仕上げました。楽しく制作し自分の存在価値を確実に残せるという事は素晴らしい・・・と改めて感じています。(No.2 2011年2月)

場所・日時: 徳島市佐古四番町 佐古コミュニティーセンター 月1回 第3土曜日 9:30~16:30
問い合わせ: 後藤会本部 TEL:0467-23-7822
hiro002_1教室風景

いつも和気藹々の楽しい雰囲気で彫っています。

昼食の美味しい仕出し弁当やティータイムのコーヒーやスイーツ、これも楽しみの一つです。

 

 

 

hiro002_2はこ 左「祝いのし」 右「波のかえで」
(左 村澤和於 右 生藤和春)

左 娘の結婚祝いにと彫ったこの作品は、華やかな塗りで彫りを引き立てる勢いもあり、また生命力も感じられて、お祝いに相応しい記念の作品になりました。

右 やさしい曲線の形に合う図案をいろいろ考えていると、波とかえでになりました。初めて金、銀の彩色をした塗りは図によく合っていて、いつまでも手元に置きたいと思っています。

 

hiro002_3はこ 左「カサブランカ」 右「桜にもみじ」
(左 岡田未千和  右 土方丸和)

左 私の好きな花「カサブランカ」の優雅な花びらが胴張りのゆるやかなカーブに沿ってぱっと開いた図案ですが、彫りは少々大変でした。
派手さの中にも儚さが惨み出るような感じの塗りがとても気に入っています。

右 長方はこの生地を見た時、川野流れに春と秋をあしらう図が思い浮かびました。それは偶然にも2011年の春秋展と同じテーマと後で分かり、良い記念になると思います。塗りも渋い感じの色で長く楽しめそうです。

hiro002_4はこ 左「ほたるぶくろ」 右「モンステラ」
(左 尾熊ふう和  右 片山幸和)

左 幼い頃、父よりこの花の由来の幻想的な話を聞いた思い出は今でも印象深く、このふっくらとした可憐な形の中にも、野草の持つ凛とした風情も感じられて・・・いろいろな思いを込めて彫りました。
思いがけず会長推薦を頂き、父母への感謝のこもった大切な記念作品になりました。

右 大好きなモンステラの葉の曲線の美しさを図案にしてしっかり彫りました。色は渋めのグリーンに銀がかかりシックに出来上がって満足しています。

hiro002_5はこ 左「流れ」 右「南国の風」
(左 林 比呂和  右 雫 怜子)

左 ゆらゆらとゆれる曲線の持つ奥深さに日頃よりこだわっている私は、はこ全体を撫でたくなるような形とコラボさせて作り上げました。
楽しんで彫っていると、ふわっと色のイメージが浮かんできました。

右 創作は初めての経験ですが頑張りました。
作品展を見るためはるばる徳島より訪れた鎌倉で、たくさんの作品の中に自分の作品を目の当たりにして!!!たいへん感動致しました。