藤井資方教室
私達の教室は、鎌倉彫会館基礎科から始めて はや14年余り。
お友達の「和」がひろがり途中からお仲間に入った方々もおり、毎回にぎやかにお稽古をしています。一回のお稽古時間は3時間。初めての方も刀の持ち方からじっくりと教えていただくことができます。
教室は、世代を超えて同じ趣味を持ったお仲間が、月に2回のお稽古でご指導戴き、家で彫り進み解からない所を教えていただくようにしております。
時には、お教室の課外授業で美術館や旅行に出かけたりして、絆を深めております。
(2004年7月)
場所・日時: | 鎌倉彫会館 月2回 第1・第3 金曜日 9:30~12:30 |
問い合わせ: | 後藤会本部 TEL:0467-23-7822 |

今回は「小筥」に挑戦。
写生をして、
この箱にどう絵をつけようかしら?
そして、彫りでどう表現しようかしら?
試行錯誤して私の小筥が出来ました。
左・のうぜんかずら 右上・ばら 右下・アマリリス

形は同じ。でもいろいろの文様。
文様が同じでも漆の色が変わると、
趣きの違う器になりました。
下段左から 唐草, 樹, 牡丹, 桃
今日は、どんなお料理を盛り付けましょうか?

この作品は長年お稽古を積み、相伝免許を頂くときに創作しました。
課題は「創作箱物又は蓋のある器」
まず用途を考え、「大きさ・形・文様・彫り方」を試行錯誤しながら生まれた作品です。
(左の2個)飾り筥「響」 岩瀬璃方 (中央)賞状入れ「昴」 今村道方
(右) 飾り筥「銀河のソナタ」 北澤雅方

夏の暑い日。9:30~12:30迄の三時間授業。
地元の鎌倉より、遠方の千葉、東京、小田原、横浜から通ってくる。やはり鎌倉で習いたいと・・・。
お勉強過程はまちまち。真剣な眼差し。
木を彫る音が聞こえる。彫刻刀がリズミカルに木地の上で踊る。
緊張感が解けた頃 笑顔が戻る。皆でお茶にする。
お互いに批評しあう。先生のアドバイスを受ける。

それぞれの課題に挑戦。
一人一人、じっくりと作品に取り組む。
写生、図案つくり、木地作り、彫り方等のディスカッション。
過程を追ってその都度相談し指導を受ける。
時間を掛け、思いを入れて彫っていく。
完成の喜びを描きながら・・・