武田朋和新宿産経学園教室
この新宿産経学園教室をお引き受けして、そろそろ20年余りになります。
多少の出入りはありましたが、超ベテラン揃いのこじんまりとまとまった教室です。
中には皆勤賞を差し上げたい方など、それぞれマイペースで作品づくり(創作)を楽しんでいます。昨年久々に新会員を迎えましたが、彼女もいつの間にかしっかり仲間の一員に引き入れられてしまったようで、今は教材に夢中で取り組んでいます。
場所・日時: | 新宿 小田急ハルク7F 毎週金曜日 9:30~12:30 |
問い合わせ: | 新宿産経学園 TEL:03-3343-4703 後藤会本部 TEL:0467-23-7822 |
漆器の両手付きスープ椀(持って熱くなく、さめにくい。そして取っ手がこわれにくい)が欲しいと常々思っていました。
内側が椀状の正方形の木地――これならば何とか希望する物が出来るのではないかと取り組みました。
取っ手を何にするか考えていた時、散っていく桐の花の形にひかれデザインしました。
1輪ではさみしいので、3輪繋げてみることにしました。
桐の花のワルツです。金色でリズムを強調しました。
蕎麦猪口 杉原和精
「蕎麦猪口」としての作品ですが、和菓子系の器としての出番が多く、いろいろと楽しんで使っています。塗りは、うるみ・柿色の塗り分けで仕上げ、とても気に入っています。
年々、大作を彫るときと違った、普段さりげなく使えるものに魅力を感じているところです。
変り鉢 増田浪円
作品の制作にあたり、趣のある鉢にしたいと先生のご指導を受けて、大胆に形を変えリズム感と動きをつけてみました。
渦巻きの図案は、孫が5才と3才の頃に遊びながら白墨で描いた円を2枚重ね合わせて作図したもので、たいへん思い出深い作品となっております。
小鉢 大島恭水
昭和12年頃から鎌倉彫を始めていた姉達に勧められ、昭和57年子育ても終わっていた私は後藤会に入会しました。
20数年も続けられるとは夢にも考えておりませんでしたが、金子先生、市岡先生、そして現在の武田先生と親切丁寧にご指導いただいております。
作品も百数十点以上になり、折にふれ取り出しては、懐かしく眺め、手に触れて楽しんでおります。
季節にちなんだ作品を飾りつけたり、展覧会に出品した小鉢などはおつまみ入れとして愛用しております。
蕎麦猪口 牛込由美和
鎌倉彫を始めた頃から、お盆、お茶托のみならず、器を作ってみたいと思っておりました。
陶器と異なる手触りを感じつつ、色々な用途に楽しみながら使っております。
鎌倉彫は漆の色により、趣の異なる作品に仕上がります。それらを目にすると、鎌倉彫の奥深さを感じます。